源氏物語 高校古文こういう話
藤壺の宮の兄君で、また 可憐 ( かれん ) な若紫の父君であることにことさら親しみを覚えて源氏はいろいろな話をしていた。兵部卿の宮もこれまでよりも打ち解けて見える美しい源氏を、婿であるなどとはお知りにならないで、この人を女にしてみたい1 若紫(源氏物語) 日本古典文学全集 主人公・光源氏の恋と栄華と苦悩の生涯と、その一族たちのさまざまの人生を、70年余にわたって構成。 王朝文化と宮廷貴族の内実を優美に描き尽くした、まさに文学史上の奇 2 わか‐むらさき若紫